ほともこの よりどりいろごのみ

普段 星読みを生業にしている ほともこの 好きなこと気になることのあれこれと回想録。お仕事用のブログはこちら http://ameblo.jp/hotomoko/

ガーターストッキングの魔力

4月からガーターストッキングを愛用している。

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※画像は「すべてはガーターベルトから始まった」より

それまで現代におけるガーターストッキングは
正直「男を喜ばせるための小道具」
というイメージがぬぐえなかった。

いやべつに、そういう目的を否定するつもりは毛頭ない。
単に、わたしが身につけても似合わないだろうし
それどころか肉体の醜さを強調するのでは?
と思っていたので、縁がないと思っていた。

つまり「ガーターストッキング」は
多少なりとも「わたしってイケてる!」
と思える女が
さらに景気づけに履くものだと思っていた。

しかし、そんな私がガーターストッキングを
一度身につけたらやめられなくなってしまった。
ガーターストッキングの魔力にとりつかれた。

きっかけは

今年3月Rue de Ryuで龍多美子さんに
フィッティングをしていただきブラジャーとタンガを購入したこと。

びっくりしたのだけど
それまで愛用していたユ◎クロや無◎良品のブラトップよりも
RdRのブラジャーの方が体が楽。
姿勢を支え、呼吸をしやすくしてくれるから。 

加えて、そげていたデコルテに丸みがもどり
その後も徐々にフォルムがかわってきた。 

すすめられたタンガも最初はどうか思ったが
食い込むことなく、鼠蹊部を圧迫せず実に歩きやすい。
ヒップも心なしか上がってきた。
(一緒にフィッティングにいった友人もそう言っていた)

また、デザインもパターンも美しく
それを肌に直接まとえることがうれしい。
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Energized Lingerie | リュー・ドゥ・リュー / Rue de Ryu


そうして少しずつ体の在り方を肯定し
大切にできるようになれた。

美しく、機能的で、心地よい。
わたしはすっかりRdRのランジェリーのとりこになった。


そんなランジェリーを作り販売する龍さんが
40年にわたり勧めているガーターストッキング。

これは試してみる価値があるのではないか、と思ったのだ。

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すべてはガーターベルトから始まった(龍多美子)


初めてのフィッティングから一か月後の4月。
龍さんがお店にいらっしゃる日に
ガーターストッキングのフィッティングの予約をいれた。

当日は、手もちのスリップを身につけていったけども
それがなくてもペチコートを貸してもらえる。

まずはフランスのランジェリーブランドの老舗
「Sybaris (シバリス)」のガーターベルトを腰に巻き付ける。

ガーターベルトのサイズは豊富。
ウエストはゴムでかつ調整できるので
多少体型がかわっても大丈夫。
(事前にサイズが不安で問い合わせたら、問題ないですと言われていた)

ストッキングはRue de Ryuでは
フランスのCERVIN(セルヴァン)のものを取り扱っている。
これも衝撃的なのだけど

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ナイロン100%。伸び縮みしない。
今フランスでも2社しか
このタイプのストッキングは製造していないらしく
戦前からの壊れそうな機械を修理しながらつくれらているらしい。
フランス本国でも、なぜこのストキングが
日本で需要があるのかと不思議がっていると。

さてこの伸び縮みしないストッキングは
すでに足の形に織られている。
そこに脚を入れ、形を整えるようなイメージ。

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★ガーター用ストッキング【Celvin(セルヴァン)】 リュー・ドゥ・リュー / Rue de Ryu

履くときはまずは保湿から。
RdRで勧められたユースキンを足全体に。

伸び縮みしないストッキングを肌に密着させるためだ。

そして、ストッキングを手繰り寄せて
つま先立ちの状態で足をいれたら
そのまま前面を足首まで密着させるように引っ張る。
次は後面をひっぱる。

そうして、前・後ろを交互に引っ張ることを繰り返し
ももまでストッキングを上げたら、ベルトの金具で
片足あたり2か所ストッキングを止め、釣る。

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※「すべてはガーターベルトから始まった」より

CERVINのストッキングはうすく繊細ながら
想像以上に丈夫で、心地よい圧迫感がある。
これが第二の皮膚をまとうような感触となる。

この感触が、自分の体が守る安心感となり
己の体の輪郭を常に意識できる。 

つまり「今わたしはここにいる」と
体感覚から自分を確認できるようになり
自他境界を作りやすくしてくれる。

そして、ガーターベルトで「ストッキングを釣る」
ということも重要だ。

釣るという上向きのベクトルが
足の動きという物理面のサポートしてくれるのはもちろん
「意識の立ち上げ」という自立心をおこし
精神面もサポートしてくれる。 

ガーターストッキングでも
一般的に流通している伸び縮みするものであれば
「体を守り、釣り上げる」
という感覚はこんなには得られない。


伸び縮みしない古典的なガーターストッキングが
こんなに機能的で
心身に安心感を与えてくれるものになるとは
夢にも思わなかった。

そして安心感とは一見相反する
「官能的で甘美な感触」を
日常で感じることができるのも
このガーターストッキングの魅力。

人知れず日常で官能に浸ることができると
かなり気分がアガる。
アガるというのがまた自意識と自立心につながり
自分を取り戻すことに繋がるのだ。 

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すべてはガーターベルトから始まったより

 

さて、このストッキングの機能は
四大エレメントで説明するとわかりやすい。

★釣り上げて筋肉をサポートし自意識を立ち上げる→火

★脚を包み守り、安定化させる→地

となる。

 
四大エレメントとは
古代ギリシャで提唱された世界を構成する4つの要素で
「火・地・風・水」からなり
これら4つがすべてそろったときに
調和的でバランスがとれ、次元が上昇すると考える。

四大エレメントが象徴するものは下記の図の通り。

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ガーターストッキングは上記の通り
上昇と自己存在の「火」と下降と安定の「地」
に対応する機能を持っていると言える。


また「火」と「地」は
Dryという単独で存在する性質なのが共通点。

実は私
ホロスコープ上では「火」と「地」のエレメントが少なく
「風」と「水」が多いのだ。

「風」と「水」はmoistという他者と求める性質で
周囲の人や環境に影響をされやすい。
だから、共感的だし察して空気をよめるけど
自分軸を見失いがちで、苦しくなることがある。

そんな私にとってガーターストッキングは
自分のホロスコープに少ない「火」と「地」の要素を補い
心身を守りながら、自立心を保たせてくれるもので
安定的で調和的な状態にしてくれるものだった。 


人は安心・安全を感じられなければ
自立心をもち主体的に行動することができない。
逆にいえば、安心安全な心の拠り所があれば
自分軸を確認しながら冒険することもできる。

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すべてはガーターベルトから始まったより

心身が敏感で不安定。
自分軸を見失いがちで自他境界を引きにくい。
そんな方にこそ、Rue de Ryuでガーターストッキングを
ぜひ試してみてほしい。 

また逆に火と地のドライ成分が多い方なら

風の洗練された美しさと距離感
水の情緒的なつながりを
をガーターストッキングはもたらしてくれるはずだ。

そしてなにより、ストッキングで適度に圧迫され
ベルトで釣られた脚は
素足よりも、パンストよりも
ずっと美しいから。

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すべてはガーターベルトから始まったより 


自分を足を好きになることは一生ないだろう
と思っていた私が
ガーターストッキングをまとったとき
生まれて初めて私の足は美しいと思えた。
そういう自分に驚いた。

他の人がどう思うかは知らない。
客観的に見たら、アラなんていくらでもある。

でも、誰とも比較せず
ただ自分の体をみつめたとき
こういう美しさもあるのかもしれない
とようやく思えたのだ。

人目に晒さないものだから
自分の中の絶対価値が優位になり
自分で自分を美しいと思うことを許せたのだ。


美しく機能的なランジェリーを自分のために身につけることで
こんなにもセルフイメージは劇的に好転した。

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ブラジャー/一枚レースブラジャー(グラマラス)★タンガ/★ブリジリ/★ガーターベルト / リュー・ドゥ・リュー / Rue de Ryu


誰にも見せないからこそ思い切り大胆に自由になれる
それがランジェリーの最大の魅力だろう。 

 

★龍多美子さんのフィッティングを受けたい方はこちらのサイトからご確認を。
補正下着や矯正下着ではなく、心と体の為のランジェリー | リュー・ドゥ・リュー / Rue de Ryu

★「すべてはガーターストッキングから始まった」は絶版ですが写真が美しいのでぜひお手にとっていただきたい。同作品が加筆された著作はこちら。

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